Japanese | 仏紀二五六九年(乙巳)冬安居解制法語
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Author Jogye On26-03-05 13:57 Views10 Comments0Related links
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中峰 性坡(大韓佛敎曹溪宗 宗正)
三冬安居幾用工惺惺著意大疑中西風忽起庭前樹隻鶴高飛萬里空
三冬安居に幾ばくの功をか用ゐし。惺惺として意を著け、大疑の裡に在り。西風忽ち起こりて庭前の樹を動かし、一隻の鶴、高く飛んで万里の空に翔る。
全国の禅院大衆が三冬結制を成満し、いまや解制を迎えることとなった。皆、山門の出入りを慎み、ただひたすら話頭打破の一念をもって精進し、三界大導師・四生慈父の眼目と力量を具えるに至ったのである。
いまや四生の慈悲深き父母としての力量を備え、山門を出ようとしている。これはまことに衆生の福田であり、慶賀すべきことである。松は舞い、渓流は讃嘆の歌を奏でている。
このようなことが円満に成就し得たのは、外護大衆の功徳が甚大であり、また最上乗の修行法に遇うことができた善根因縁がともに具わったゆえである
蒲団に端坐して精進するのは、無明を打破し、清浄本然の智慧徳相を顕現せしめるためであり、雲が散じて、空の月いよいよ輝きを増すなり。
山門を出でゆく修行者たちよ。
世間のさまざまな因縁が霊山の春の消息を問うならば、いかに答えるつもりか。そなたの行脚袋の中には何が入っているのか。
三冬を耐え菩提の芽は力強く萌え出で、宝鏡湖の静かな水には霊鷲山が荘厳に映し出されている、と言うであろう。
平生志願未成功歷盡艱難始遇通金剛寶壇重上見古院紅梅已成叢
平生の志願いまだ成らず、艱難を歴て、はじめて通ず。金剛宝壇に重ねて上り見れば、古院の紅梅、すでに叢を成す。


